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…‥‥‥‥‥‥何だコレは。
お花屋さんっ!
寝坊して、人も疎らになった食堂で
天才料理人にクネクネ文句を言われつつ、朝食兼昼食を食っていた時…
テーブルの端に妙な違和感を感じ視線を向ければ、
一つ…小さな黄色い花が置いてあった。
何かと首を傾げながら手に取れば
再び黄色い花が姿を現す。
ジッと眺めていると、
一つ二つと花が並べられ・・・
気が付けば黄色い花が一列に整列した。
…‥‥‥‥えーっ、と。
何かな、君らは。
ふと目眩を感じ額に手を当てた瞬間、
ぴょこんとオレンジが顔を出した。
「好きなの一個どーぞ!」
…‥‥‥‥‥。
「…‥。」
突拍子もなく言われ何のコトやら把握出来ず、思わず助けを求めて料理人へ視線を向ければ言う通りにしろと青筋立てて睨まれた。
可愛くないと、思うんだが…
まぁ、小さい生き物は可愛く感じるものなのかもしれない。
料理人は頬を緩ませオレンジを見つめている。
「何してる…」
「好きなのいっ「何してる?」
相手の言葉を遮るように重ねて聞けば唇をつんと尖らせる。
「お花屋さんっ!見て分からないさ!?」
…‥‥‥わかりたくない。
子供のごっこ遊びに付き合わされているという事実に衝撃を受け、思わず石化していると、腕の裾をつんっと引かれハタと我に返る。
「好きなの一個どーぞっ!」
どうにかして自分に花を渡したいらしく、尚も同じ言葉を繰り返してくる。
周囲から感じる視線と、オレンジ色した仔兎の視線に耐えきれず溜息を漏らした。
「…じゃあ、コレを頂こう」
そう言って一番に手に取った花を揺らして見せた。
「!…‥毎度ありーっ!」
パァと目を輝かせると仔兎は元気よく花屋らしからぬ返事をし、頬を真っ赤に染めながら売れ残った花を籠に戻し弾むように食堂から走り去って行った。
何だったんだ…。
手の中にあるタンポポの花を見下ろし溜息を洩らす。
花より花のような笑顔を思い出し、柄にも無く…まぁたまにはガキのお遊びに付き合うのも悪くないと
思ってしまった。
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クロラビ第2弾!
ト○ロネタすみません!絶対可愛いと思って使わせて頂きました!
ところで、ジェリーっていくつかな…出演させといてナンだけど。
ティキラビも好きだから…ノリがティキっぽくなっちゃった。
そのまま置いてけぼり食らわされた子供のようで、
声を掛けずには居られなかった。
深夜少年。
「おい、」
ちょうど報告書を室長へ届けようと部屋に向かう途中、子供は居た。
誰かを待ってるのか、それとも腹でも痛いのか…
子供は扉の脇で膝を折って小さく蹲っていた。
元々子供もホームも嫌いだったせいか、少々キツくなってしまって内心自分を叱咤する。
案の定子供はビクリと肩を震わせおそるおそる顔を上げた。
伏せていたため気付かなかったが、子供は右目が包帯で覆われ…もう片方の、零れんばかりに大きな瞳は翡翠のような輝きを持っていた。
「…‥なに、」
こちらの声掛けに端的な返答が来た。
怯えさせてしまったかと危惧したが、意外にも据わった視線を向けられ逆にこちらが驚かされてしまった。
「いや。…‥知らない顔だ…」
「だって初めて会うもの。知らないに決まってるさ」
舌を巻くほど、しっかりした口調だった。
まだ5つくらいに見えるが、身体の成長より先に精神が育ってしまったのか…
それとも最近の子供は皆目の前の子供のようにクソ生意気な生物なのか。
思わず溜息が洩れた。
溜息を聞いてこちらを睨む翡翠と目が合い、声を掛けたことを多少…いやかなり後悔した。
「名は…」
「…‥‥‥ラビ。」
相変わらずの凛とした声が
そう名乗った。
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アトガキ(という名の説明と言い訳)
ハイ、すみません。文才の欠片もないのに衝動だけで書き出しました、クロラビです!
実はコレ、続ける気満々です。衝動さえあれば何とかなるんじゃないかと!!(ならねー)
裏設定:既に兎はBookman Jr.として故郷も家族も捨ててます。エクソシストとしてちまちま修行もしています。そんな彼は6歳、エクソシスト最年少…まだ友達居ないけど、大人相手に明るく可愛い『ラビ』をやってます。その辺は追々(?)子供のうちはクロス視点で。何でって…楽しいから?こういう痛い子は他所様視点のが暗くなり過ぎず、でも痛い感じが出るのでw
さぁさぁ、亀更新の深夜少年。頑張るぞ~!!
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最近ではもう…猫目魔術師の虜でさァ。可愛くてしゃーない!
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